めざせ!リハビリテーション科専門医!レジデントの研修日誌

リハビリテーション科専門医をめざすレジデント(後期研修医,専攻医)や指導医が日常の出来事をつぶやくブログです。

趣味とリハビリテーション医学

先日、東京虎ノ門でのリハ栄養の講演を聴講してきました。おそらくは、医師よりも療法士さん、看護師さん、栄養士さんがほとんどを占めるフレッシュな雰囲気でした。(ちなみに実際に隣に座っていた方は管理栄養士さんでした。)

講演では特に、『栄養はバイタルサインの一つ』、『栄養ケアなくしてリハなし』、『リハなくして栄養ケアなし』、『脳卒中後の嚥下障害の原因が、麻痺ではなく、嚥下筋のサルコペニアであるケースが明らかとなっているSporns PB,et al.J Am Med Dir Assoc.2017』との考え方やエビデンスなどが印象に残りました。
また、多職種での協働が欠かせないと療法士や看護師や管理栄養士からの報告があり、改めて多職種が絡むリハビリ医療の現場を認識致しました。

リハビリテーション医学が関連する分野は多岐にわたり、学会・研究会・研修会はそれこそ星の数ほどあります。私としては、将来的にも、内科から転科した自分の強みを活かせて、趣味みたいに関われそうな分野にめぐり逢いたいので、これからも様々な会に参加して勉強していきたいと考えてました。。。

リハ栄養

膝装具で負担を軽減

慢性腎不全で今回透析導入目的で入院された患者様がいます。透析導入後、循環動態も安定していたので、少しずつリハビリで運動量・負荷量ともあげていっていましたが、最近、リハビリで歩いたりすると、左膝が痛むとのことでした。

もともと変形性膝関節症があり、恰幅もよく、運動量が増えたことで膝に負担が出てきたようです。整形外科では経過観察中とのことなので、まずは、膝のサポーターを試してみることにしました。

変形性膝関節症用の軟性サポーターを装着してもらい、膝関節を安定させて疼痛が緩和するかどうかみていくことにしました。義肢装具士さんにもご協力いただき、患者さんに合ったサポーターをお借りすることができました。
あわせて、筋トレなどの自主訓練の指導も行っていきます。また、栄養指導を受けることをおすすめしました。

写真:イメージ(実際に患者さんに使用したものではありません。『有限会社P.O.サポート』のホームページから「膝装具(軟性)片側支柱付き」の写真をコピーさせていただきました。)

ニーブレース

リハビリロボット研究会に参加しました

先日、リハビリロボット研究会に参加して参りました。全国のリハビリロボットを導入している施設の先生方と議論や情報交換できる機会もあり、大変有意義な会でした。
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講演で印象に残ったフレーズを書き留めておきます。
回復期リハ病院に入院した時に歩けない脳卒中の患者さんが、歩けるようになる割合は、ある調査によると日本で平均4割程度だそうです。ところが効率をあげている回復期リハ病院では、この歩ける割合が6割になるそうです。この2割の差は小さいようですが、すごく意味のある差です。回復期リハ病院は今後も増えていくそうですが、その成果が問われる時代になっています。

今回のデータは、患者さんにとっても、少しでも良くなりたいと願うのは当然ですから、どんな病院を提案するか、どんな病院でお迎えするかが、患者さんの未来を変えることを示すものと感じました。患者さんにとってより良いリハ(訓練、環境、QOLなど)を提供できるようにならないといけないと、改めて身が引き締まりました。

そして、リハビリロボット(兵庫医大分院ささやま医療センターにあるロボットです)は、この歩けない患者さんが歩けるようになる割合を、6割から更に引き上げられることが明らかになりつつあるそうです。聞いているだけでとてもワクワクしました。目覚ましい発展をしているリハビリロボットの分野を実感できた1日でした。


装具の作成

装具作成にはいつも悩みます。そんなとき、外部からの非常勤の先生や義肢装具士さんのアドバイスは非常に勉強になります。

退院後のリハビリでの問題点や実際作成するにあたって必要な検討事項などは、一人で考えていてもなかなか見えてこないので、装具診で検討することが大事だと思いました。

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症例ごとに問題点が異なりますが、今回学んだことは次回にも役立つはず!!と思って一例一例を大事に経験を積んでいこうと思いました。

患者さんとの会話の大切さ

こんにちは、リハ科2年目大学レジデントです。
今日は脊髄損傷の患者さんにASIAという評価を行ないました。ワークシートを使って評価するのですが、これが何回やっても上手に順序立てて取ることができません。そんなわけで今回も手こずってしまい、患者さんと延々とお話しながら評価しておりました。

そんな中で気が付いたことがありました。
この患者さん、カルテの記載では「せん妄」ということでしたので、最初は「ちゃんととれるかなぁ」などと考えておりました。話し始めは何を言っているか分からず、やっぱりか、という感じでした。

しかしたくさんお話しするうちに、どうもせん妄ではないような気がするのです。担当のPTさんに聞いてみると、私と同じことを思われていたようでした。

リハ科に来てから、科の特徴もあってか患者さんとお話しする時間が長くなったように思います。恐らく研修医の頃の自分なら気付くことがなかったかと。今日の小さな発見でした。

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