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腱反射と似ているもの

医学生であれば誰でも学ぶ「腱反射」。なかなか上手く反射が出ずに、実習で困ったといった経験をお持ちの方もおられるのではないでしょうか。この腱反射で「似てそうで似ていない」ものが、多くの人が目にしたことのあるものでみられます。

それは「指揮法」。
みなさんのなかにも学生時代に経験のある方がおられるのではないでしょうか。

そういう私も、大学時代(医学部入学前に卒業)に小さな大学の学生合唱団にて数年間ほど。その時、先輩方から指揮法なるものを教えていただいたのですが、実はそのクセが残っていると、腱反射はなかなか上手くいかないのです。

では両者の違いとは?
まず腱反射ですが、手首のスナップを利かせると上手くいくといわれます。
いっぽう、指揮法ですが、手首のスナップを利かせて振った場合、特にセンパイ方から「打点が分かりません~」などお叱りをうけました。

つまり、肘から手先までを基本的に一直線に上下させます(手首のスナップを利かせると、演奏者は指揮者のどのポイントで拍子をとっていいか分からなくなります)(注:もちろん指揮者の仕事は指揮を振るだけでなく、多岐にわたるのですが、それはまた後日機会がありましたら)。

もし今度、演奏会に行く機会がありましたら、そういう目で指揮者をご覧になって下さいね。
ということで、現在の私は、ハンマーをもって日々修行中なのでした。
「打点が分かりません~」と言われることはありませんが、「反射が出ません(汗)」など自分自身で思うことも。頑張ります。


打腱器

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