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病気を治すだけが医者じゃない

先日、脊椎の圧迫骨折後にリハビリテーションを行い、なんとか歩けるようになった患者さんがめでたく自宅へ退院した。

家で動けなくなって病院にきたら肺炎だろうとのことで入院になった。
肺炎の治療は終わったものの、「歩けない、腰が痛い」で、とても家へ帰れる状態ではない。
でも、内科の先生は「肺炎は治りましたよ。いつ退院しますか」と言う。

整形外科では「まあ、骨折といえるかな・・・手術にはならないね。コルセットして動いていいよ。」と興味はなさそう。

こんなケースは市中病院では珍しくない。

疾患を治すことが目標ではなく、今後の生活のことを考えて取り組むリハビリテーション科がアンカーを務めて、ハッピーエンドに持っていけることも多々ある。


済_病院

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