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初めてのリハビリテーション医学会学術集会参加と学会運営

いきなり私事で恐縮ですが、私は昨年まで精神科に所属しておりました。初めて日本リハビリテーション医学会学術集会(JARM)に臨みましたが、そこに一歩足を踏み入れた瞬間、なぜか想像していた以上に自然と気分が高揚するのを感じました。

華やかな企業展示ブースの数々。(同時期にISPRMも開催されていたとあり)各国のリハビリテーション医療にかかわる人々の談笑する姿。一言でいえば、そこには、「多様性が生み出すエネルギーのうねり」のようなものを感じたのでした。

講演内容も「リハビリテーション」という軸が一本通っている以外は多岐に渡ります。ロボット、バーチャルリアリティ、AI、地域包括ケア、在宅看取り、再生医療、パラリンピック、音楽演奏家の機能障害、嚥下スープ…本当に単一の学会なのだろうかと疑ってしまうほどにバラエティ豊かなテーマが並びました。道免教授の会長講演でのお言葉で、「既知のものを組み合わせることでNew value creationを」とありましたが、当初感じた「多様性のうねり」はこの言葉に行きつくことで最後腹に落とすことが出来ました。

すなわち、「リハビリテーションの世界とは多様なテーマが交差する、さながら“スクランブル交差点”のような場であり、であるからこそ既知の事物が出会える機会も多く、次世代の医療や介護に新しい価値を創造していけるチャンスが大きい」のだと。その可能性の広がりを感じられたことが一番の収穫だったのかもしれません。

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また、今回の学会では大会運営スタッフとしても学会にかかわることが出来ました。一つの学会を完遂するまでに幾重にもシミレーションを重ね、想定するべき事態に備え、不眠不休で事に当たる姿を目の当たりにしました。正直、たいして何の役にも立てなかったのですが、少しでもその運営に参加できたことは今後の私の人生にとってもとても貴重な糧となることでしょう。参加者及び運営側と学会の二つの側面を味わうことができたのは、とても幸運でした!!

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