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小児のボツリヌス治療

成人の脳卒中後の上肢や下肢の痙縮に対して、ボツリヌス治療が行われますが、小児でも、脳性麻痺の患者さんの痙縮に対してボツリヌス治療を行うことがあります。

小児の場合、成人のように、「ここがつっぱって痛い」「指を広げやすくしてほしい」「装具がはきづらい」等と言ってはくれません。そのため、ボツリヌス治療の前には、普段、介護・介助をしている保護者(たいていお母さんです)によくお話をきくことが必要です。「着替えやおむつ替えで困っていることは?」「体のつっぱりが呼吸に影響しているか?」等々、痙縮のために困っていることや子供さんがつらそうなことを保護者と話し合います。

そして、普段、リハビリテーションを担当しているセラピストとも各関節の動きや、最近の体の変化などを話し合い、どこの筋肉にボツリヌス毒素を注射するかディスカッションをして治療をしています。注射をした後のフォローも大切です。保護者に呼吸症状が悪くなるなどの副作用はなかったか、介護のやりやすさは変わったか、子供自身は緊張がとれて楽そうになったか、確認します。また、リハビリテーション担当のセラピストからもフィードバックをもらい、次の治療計画の参考にします。


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