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重度心身障害児・者の意思伝達

「リハビリテーション医学」1月号の特集は「意識障害とリハビリテーション医学」というものでした。意識障害というと、急性期のリハにとっては重要ですが、慢性期になると、積極的なことはできず、関節拘縮予防や褥瘡予防などのリハビリが中心になっているように思います(もちろん、これらも大切です)。今回の特集では、意識障害慢性期の患者様への積極的なアプローチが述べられており、勉強になりました。

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私の施設にも、幼少時に交通事故などで頭部外傷を負い、後遺症で体を動かせず、発語もできない患者さんが何人かいます。毎日介護をしている人たちは、瞬きやわずかな上肢の関節の動きをみて、「喜んでいる」とか「嫌がっている」と言います。睡眠と覚醒のリズムがあり、意図的かどうかは不明ですが、視線を動かしたり、少しでも反応がある人は、結構、状況理解をしていたり、介護者の言っていることもわかっているような気がします。しかし、どのようにしたら、思いを表出できるのか、本当にわかっているのかどうか、確かめるすべがなく、何年間も一部の介護者とのコミニケーションしかとっていないようです(もしかしたら、介護者の思いだけかもしれませんが・・・)。

今、こうした患者さんの気持ちの表出方法を探っています。意思伝達装置のうち、脳血流を利用するものや、視線入力装置を利用するものがあります。ある程度訓練が必要で、なかなかすぐに使用したり導入したりすることはできないのですが、根気強く、あきらめず、取り組んでいこうと思っています。


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