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「重症心身障害児・者」という言葉をご存じでしょうか?

重度の肢体不自由と重度の知的障害とが重複した状態を重症心身障害と言い、児童福祉での行政上の定義です。医学的な評価では「大島の分類」というものがあります

。知能指数を縦軸の5段階に、運動機能を横軸の5段階に分けて障害程度を分類するのですが、この分類区分の1・2・3・4に入るものが重症児・者とよばれ、知能指数は35以下、運動機能は寝たきり~座れるまでとなります。

このような方々のリハビリテーションでは、関節拘縮の予防や可動域の維持、体の変形に伴う呼吸機能低下予防というように、どうしても患者さんにとって受け身のリハビリテーションになってしまいます。もちろん、介助の上でとても大切なリハビリテーションですが、「独歩自立」や「トイレ自立」というような目標設定は難しく、また機能評価も困難です。

そこで、COPM(Canadian Occupational Performance Measure)を取り入れてみました。
患者さん自身に日常生活の中でしたいことを聞くのは難しいので、普段、介助をしている方に、患者さんの好きなこと、日常生活で取り入れたい活動や改善したいことなどを伺います。例えば、音楽が好きだという情報があれば、上肢機能でグリップが可能なら、患者さん自身が太鼓をたたく、木琴を鳴らすなどの活動を取り入れ、笑顔が増えたか、緊張が減ったか、不随意運動が減ったかという点から評価しています。

 COPMは運動機能評価やADL評価を使うことが難しい方にも使用できるので、これからも一人一人取り入れていきたいと思っています。

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