聖の青春
先日、「聖の青春」という本を読みました。
この本は29歳で夭折した村山聖という棋士の
生涯を描いたノンフィクションです。
全くもって将棋はど素人、駒の動かし方すらうろ覚えの私ですが、
書店でブルーのカバーがさわやかで妙に気になったため、
軽い気持ちでジャケ買いしてみたのですが、
これが予想以上に凄い本で。
幼いころから重たい腎機能障害により、学校にもまともにいけず、
友達と外で遊べず、暗い病院の中で過ごしていた村山さんは、
小学生の頃将棋と出会いました。
鬼気迫る勢いで将棋にのめりこみ、
病室から出られない彼に翼を与え精神の自由を獲得したのでした。
その彼が、人生をかけて望んだのが「名人」というタイトル。
一分一秒を、魂を削って火を灯すような尋常でない努力で
名人への階段を必死に駆け上ります。
そして…29歳という短い人生に幕を閉じるのでした。
生きざまも凄いですが、一人の人生をここまで細部までリアルに
表現しきった著者もあっぱれです。
久しぶりに本で泣きました。
リハビリテーションには全く関係ないですが、
専門書や教科書だけでなく、たまにはこういう全く関係のない
読書も良いですね。
リハビリテーション医療は患者さんの人間性や人生そのものと
向き合わざるを得ないところがあるので、
何事も自分の血肉にしていきたいものです。

この本は29歳で夭折した村山聖という棋士の
生涯を描いたノンフィクションです。
全くもって将棋はど素人、駒の動かし方すらうろ覚えの私ですが、
書店でブルーのカバーがさわやかで妙に気になったため、
軽い気持ちでジャケ買いしてみたのですが、
これが予想以上に凄い本で。
幼いころから重たい腎機能障害により、学校にもまともにいけず、
友達と外で遊べず、暗い病院の中で過ごしていた村山さんは、
小学生の頃将棋と出会いました。
鬼気迫る勢いで将棋にのめりこみ、
病室から出られない彼に翼を与え精神の自由を獲得したのでした。
その彼が、人生をかけて望んだのが「名人」というタイトル。
一分一秒を、魂を削って火を灯すような尋常でない努力で
名人への階段を必死に駆け上ります。
そして…29歳という短い人生に幕を閉じるのでした。
生きざまも凄いですが、一人の人生をここまで細部までリアルに
表現しきった著者もあっぱれです。
久しぶりに本で泣きました。
リハビリテーションには全く関係ないですが、
専門書や教科書だけでなく、たまにはこういう全く関係のない
読書も良いですね。
リハビリテーション医療は患者さんの人間性や人生そのものと
向き合わざるを得ないところがあるので、
何事も自分の血肉にしていきたいものです。
