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患者さんの人生

当院は地域の脳卒中センターであり、24時間365日患者さんが運ばれてきます。
脳出血、脳梗塞、くも膜下出血など。
いろんな方が入院してこられます。

家で元気に過ごされていた高齢の方、
施設で介護を受けながら生活されていた方、
初めて脳卒中になった方、
何度も再発されている方、
現役で仕事をされていた方、
小さな子どものいる方・・

背景は様々ですが、入院して病衣を着てベッドに横たわってると、私たち医師にとっては「患者さん」です。
みんな点滴してます。
リハビリが必要な方は、入院が数ヶ月になることも普通です。
長い治療が終わって退院の日、病衣ではなくシャツや背広、スラックス、スカートなど着てエレベーターに乗るのを見送る時、「患者さん」でなくなる気がします。

しかし、その先も繋がることができるのは、リハビリテーション科医だからこそだと思います。元に居た場所でそれぞれの人生を歩まれることに思いを馳せます。


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