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カルストの高原

梅雨は例年より早く明け、地域によっては40℃近い気温となる猛暑が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょう。水分補給を忘れずに、熱中症にお気をつけください。

近況といたしましては、回復期病院で徐々になれてきたことに合わせて業務が増えてきて参りました。なんとか回せるようになってきたかな、と思っているところです。先日、学会に参加いたしました。今回2回目の参加となり、今回も演題発表いたしました。前回よりも参加されている方は多い印象で、質疑応答をいくつかいただき、より充実した内容で発表できたかと思っておりますが、まだまだ精進が必要とも思いました。今後も日々の業務とともに研鑽に励みたいと思います。


話は変わりますが、先日訪れた場所のお話を書かせていただきます。
日本三大カルスト地形をご存じでしょうか?山口県秋吉台、福岡県平尾台、そして高知県・愛媛県の四国カルストのことを指します。石灰岩によってできた地形がカルスト地形と呼ばれますが、見本では秩父帯と言われる構造体上に石灰岩の地形の分布が見られ、これら三つのカルスト地形も分布しています。関西では他に和歌山県白崎海岸も有名です。

先日、この四国カルストを訪れる機会がありました。
三大カルスト地形で最も標高が高く標高1000m以上に位置します。アクセスが少し難しい場所にありますが、涼しく過ごしやすい場所です。カルスト地形が広がる高原は牧場があり牛が放牧されています。あまりなじみのない光景はどこか異国のように感じられました。

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また、ここで初めて出会ったものがありました。キジです。
野生のキジは国内で広く分布し、里山などで観察することができますが、いままで野生個体を見ることはありませんでした。この四国カルストではオスメスともに複数回見かけることができました。「ケーン」という、かすれたような大きな鳴き声も何度か聞こえてきました。ちなみに外来種のコウライキジは首もとに白い帯があります。是非機会があれば訪れてみてください。秋にはススキが広がり、四季によって違う景色が見られます。
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