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兵庫医大のリハビリの授業で改めて感じたこと

4月から大学で勤務させて頂いている、レジデントAです。兵庫医科大学では医学生向けのリハビリの授業・実習がとても充実しており、一部はレジデントも参加させてもらっています。

 授業で一番印象に残ったのは、療法士による異常歩行の実演でした。ぶん回し歩行、酩酊様歩行、トレンデンブルグ徴候などの特徴が良くとらえられていていました。実習は1週間かけて行われ、杖や装具を使った歩行や階段昇降、車椅子の体験なども行われました。学生さんもとても興味深そうに参加されていました。

 私の出身大学では授業は無く、実習も短く約1日でしたが、今思えばリハビリ科に進む一つの契機になりました。半日は嚥下内視鏡見学で、もう半日は約2分でリハビリについて自由に発表するというものでした。準備の際、同期が医局にある分厚い教科書をおもむろに開いていく中、私はリハビリ科の魅力についてインターネットで調べることにしました。
その際に『全診療科の中で最も求人倍率が高いのはリハビリ科』という記事を見つけ、初めてリハビリ科に興味を持ちました。そして、『社会的需要が高い』、『患者さんのQOLを向上できる』、『医師のQOLも高い』の3点を軸にプレゼンしました。

 在学中は内科系に進むことを考えておりましたが、初期研修中に改めてリハビリ科に魅力を感じ入局しました。5ヶ月目になりますが、カバーすべき領域の広さと深さに圧倒されつつも、やりがいも感じており、入局して良かったと思っております!

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