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算数の問題と会計理論

皆様こんにちは。2年前から個人的に会計学を勉強しているのですが、小学生の時からの20年来の謎が解決したので共有したいと思います。
算数でこういう問題に出会いませんでしたか?

問:太郎君は50円のりんごを10個買い、そのうち4個を100円で売りました。太郎君は何円得又は損をしているでしょうか?

答::利益は100円×4個=400円 損は50円×10個=500円
500円-400円=100円 よって100円の損

しかし小学生の私は次のように答え、間違えました。
私: 一個あたりの儲けは100円-50円=50円
50円×4個=200円 よって200円の得

当時の私は狐につままれた気分でした。
太郎君はまだ6個今後利益になりうる資産(りんご)を持っているのに、損という話になるのか?と…。
もっと言えば、この後更に太郎君がりんご4個を100円で売ったら、その時は得が400円になることになります。
一回目と二回目、全く同じ個数を同じ金額で売ってるのに、片や損、片や得になるのです。不思議でした。

実は会計(企業視点の計算)上は私の解答の「200円の得」が正解になるのです。
会計上の利益は4個のりんごが売れた(一個あたり100円)時に費用(一個あたり50円)を認識するため、
100円×4個-50円×4個=200円 
よって200円の利益、というように。
この計算により、更に追加でりんご4個100円で売っても、その時も200円の利益になります。

それではなぜ彼の問題で太郎君は損になるのか、太郎君(個人)と企業の違いは何なのか。
会計には大前提が3つあり、そのうち1つは「企業は永遠に続く」というものです。
一方太郎君は上記の前提がないので、いつりんごを売れない状況になるかはわからない以上、その時ごとにどのくらいお金を貰ったか使ったか、だけで損得を計算しなければなりません。明日また売れるかもしれないりんごを持っていても、それは損得に関係ありません。太郎君においては私の計算、考えは間違っていたようです。

長くなりましたが、長年の悩みがすっきりした話でした。
最後のまとめをどう書くか悩みますが、当医局レジデントは指導体制がしっかり確立している上で、自分の時間も十分に頂いております。医学知識経験を深めることにもちろん使っていきたいですが、時には他のことも学んで成長できればと思います。損得は考えず、いろんな「りんご」を育てて還元していきたいです。


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