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寛容であること

世間では、寛容さが失われているとしばしば言われます。日常診療の中でも、患者さんからの不条理なクレーム、スタッフ間でのコミュニケーションの齟齬でつらい思いをすることがあることも確かです。

一方で、ささやまの患者さんからは、いつも他人を思いやる優しさを感じます。

外来診察で長時間お待たせしても怒るどころか、こちらの労をねぎらう言葉をかけてくださいます。診察が終わって出ていかれる際には、みなさん待合で待っている他の患者さんに「お先でした」と声をかけて出ていかれます。病棟で残業していると、担当でない患者さんからも「遅くまでご苦労様です」と声をかけられます。

地域の医療機関の一員として、こんな寛容な社会や文化を守るお手伝いが少しでもできればと思い、日々働いています。

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